3月25,26日に家族の会代表者様、外部モニター様をお招きして、院内研究会・
委員会の成果発表会を行いました。 当院では看護や介護の質を上げるために
独自の委員会や研究会活動を行っています。
排泄ケア研究会は排泄ケアマニュアルを作成し、事例に合わせて実習形式の
院内研修を繰り返すことでケアの質の向上をはかり、尿漏れなどのトラブルを
減らすことができました。
ターミナルケア研究会は、雑談形式の討論会を3回開き、職員が看取りをど
う考えて向き合っているのか、ご家族のサポートができているか、看取りに対
する意識にずれがないかなどの意見を出し合い、死亡退院された御家族へのア
ンケートをもとに、問題点を検討しました。
入浴研究会は、電子カルテや新しい機械式浴漕が導入されたことから、情報
の共有化と有効利用のために、実習式の研修会を行い、安全で心地よい入浴が
できるように活動しました。
介護教育委員会は、研修会を通じて、介護のスペシャリストとしてスタッフ
の教育に努め、リハビリスタッフとの連携を行い、トラブルの多い移行動作時
の介護技術の向上に努めました。
看護教育委員会は、入院患者様の重症化や急変時に対応できる医療の質の向
上のために、基本的な身体所見の取り方や検査結果の解釈についての勉強会と、
救急蘇生についてシュミレーション形式の実践的な研修会を行いました。
安全対策委員会は院内巡視による整理整頓の徹底と、院内感染を予防するた
めにマニュアルの見直しと、ビデオを用いて手技の共有・標準化を行いました。
サービス向上委員会は、”笑顔運動”を継続し、患者様やご家族へのアンケート
調査を行い、挨拶や整容、掃除などの問題点を確認し、”生活の心地よさ”の向上
に努めました。
褥瘡委員会は、院内褥瘡発生0件を目指して多職種共同でのラウンドを行い、
ハイリスク患者様の予防処置を行いました。褥瘡の発生件数は昨年の33件から
10件へ減少することができました。
研究会・委員会活動を通じて、いろいろな職種の職員が協力して、より良い
病院になるように努力していきたいと思います。