2016年

親交のある日本慢性期医療協会会長の武久洋三先生より著書をいただきました。
武久先生は「良質な慢性期医療がなければ、日本の医療は成り立たない」という考えのもと、慢性期医療の質の向上に取り組み、今後の高齢化社会における慢性期医療の道しるべとなって協会を引っ張っておられます。
リハビリに対してもご自身のご経験と臨床データーから生活リハビリの重要性を説かれており、大変勉強になる一冊となっております。
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全国で14の指定研修機関の一つである日本慢性期医療協会の第一期研修を修了した特定看護師が当院に誕生しました。特定看護師は通常の看護業務だけでなく、今までは医師にしか認められなかった処置など高度な実践を行う看護師と位置づけられ、医師と同等水準の知識と技能が求められます。当院からの受講生も一年間の長きにわたり研修を受け、その努力が認められ無事終了することができました。今後は主に在宅での訪問看護で技能を生かして活躍してくれることと思います。

今回は日本老人医療現場での定期研修として、以前から当院と交流のある喜縁療養病院をはじめとする複数の病院の方々が見学に来られました。
初めて当院を訪れた方も多く、病院らしくない温かみのある雰囲気や個室対応など、老人病院の在り方に共感していただけたことを大変嬉しく思います。これからの韓国老人病院の現場で当院の取り組みが参考になれば幸いです。
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毎週水曜日は、九州大学第二内科より池田文恵先生が消化管内視鏡の検査に来られております。
普段は副院長の田中先生が検査を担当しておりますが、大腸の検査の時など男性にお尻を見られるのは恥ずかしいからと検査をためらわれている患者様もいらっしゃったようです。女医さんなら女性の方も安心して検査を受けることができるかと思います。いつでもお気軽にご相談ください。

 大阪で開催された慢性期医療展で副院長がセミナーを行いました。
 日本慢性期医療協会が主催するセミナーの一つを終末期医療委員会の副委員長という立場から担当しており、今回のテーマは「死に向き合って精一杯生きる」でした。
 50万部のベストセラーとなった「大往生したけりゃ医療とかかわるな」の著者である中村仁一先生を講師にお迎えしてのセミナーでした。
 当院でも毎年たくさんの方がお亡くなりになります。避けようのない死であるなら、どうやって向き合っていくかを皆で考える機会になりました。
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 看護師特定行為研修は、高齢化社会に向けて看護師の役割を拡大し、あらかじめ定められた手順書のもと、一定の診療の補助ができる看護師の育成を目的にH27年度より始まりました。
 当院は日本慢性期医療協会の主催する研修の臨床実習協力施設になっており、この4月1日より第1期生1名の臨床実習を行っております。当院はこれからもこの研修会に協力し、地域医療を支える看護師の育成に寄与したいと考えております。
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日本慢性期医療協会の理事で当院と親交のある埼玉県の富家病院理事長 富家隆樹先生より御本をいただきました。富家病院は質の高い介護と医療を提供していることで定評があり、当院も見習うことが多く、病院見学に伺わせていただいたこともあります。富家病院の取り組みが紹介されており、患者様に寄り添う医療と介護とはどんなものかを考えさせられました。
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 姉妹病院である韓国イソン療養病院の孫院長による講演会が行われました。当院と同じ尊厳ケアを、韓国で先駆的に実施されてきた孫院長の老人医療に対する想いが伝わってまいりました。これから日本以上の急速な韓国高齢化社会を見据えた孫先生のビジョンは、必ずこれからの韓国療養病院を牽引するものだと実感いたしました。
 講演中の「職(仕事)を業(スキル)とする」という内容に、自身を更に専門職のスペシャリストへ高めたいと思う、職員の士気を感じることのできたよい場ともなりました。
 今年は医療法の改正もあり、新たな動きもありますが、当院の理念を貫き患者本位の最高のサービスを提供することで、これからの変化にも対応していきたいと思っております。
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