10月11-12日に鹿児島で行われた日本慢性期医療学会に参加しました。シンポジウム4の多死社会を支える意思決定支援~現状と課題~では、田中副院長が座長を務めました。
日本だけでなく世界でも意思決定プロセスが重要視されております。そのことをアドバンス・ケア・プランニング (ACP) といい、この言葉をよく耳にするようになりました。
厚生労働省も意思決定のプロセスのガイドラインを作成しており、入院患者さんにおける意思決定支援が必要とされる様になりました。
当院も常に患者様とご家族との対話を通じて信頼関係を築き、より良いケアにつながるように努力してまいりたいと思います。
【アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning :ACP)とは】
患者さん本人と家族が医療者や介護提供者などと一緒に、現在の病気だけでなく意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うことや、意思決定が出来なくなったときに備えて、本人に代わって意思決定をする人を決めておくプロセスを意味しています。