10月11-12日に鹿児島で行われた日本慢性期医療学会に参加しました。シンポジウム4の多死社会を支える意思決定支援~現状と課題~では、田中副院長が座長を務めました。
日本だけでなく世界でも意思決定プロセスが重要視されております。そのことをアドバンス・ケア・プランニング (ACP) といい、この言葉をよく耳にするようになりました。
厚生労働省も意思決定のプロセスのガイドラインを作成しており、入院患者さんにおける意思決定支援が必要とされる様になりました。
当院も常に患者様とご家族との対話を通じて信頼関係を築き、より良いケアにつながるように努力してまいりたいと思います。
【アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning :ACP)とは】
患者さん本人と家族が医療者や介護提供者などと一緒に、現在の病気だけでなく意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うことや、意思決定が出来なくなったときに備えて、本人に代わって意思決定をする人を決めておくプロセスを意味しています。

お知らせ
全国で14の指定研修機関の一つである日本慢性期医療協会の第一期研修を修了した特定看護師が当院に誕生しました。特定看護師は通常の看護業務だけでなく、今までは医師にしか認められなかった処置など高度な実践を行う看護師と位置づけられ、医師と同等水準の知識と技能が求められます。当院からの受講生も一年間の長きにわたり研修を受け、その努力が認められ無事終了することができました。今後は主に在宅での訪問看護で技能を生かして活躍してくれることと思います。
毎週水曜日は、九州大学第二内科より池田文恵先生が消化管内視鏡の検査に来られております。
普段は副院長の田中先生が検査を担当しておりますが、大腸の検査の時など男性にお尻を見られるのは恥ずかしいからと検査をためらわれている患者様もいらっしゃったようです。女医さんなら女性の方も安心して検査を受けることができるかと思います。いつでもお気軽にご相談ください。







