お知らせ

 協会長の金先生をはじめ、12病院の代表の方が見学に来られました。
当院は、施設の個室化に多大な貢献をされた外山義先生が設計した全室個室の介護療養病棟があり、本邦の病院では4軒しかない個室ユニットケアを行っています。
 そして介護の質を高める努力を続け、平成10年に全国に先駆けて抑制廃止宣言をしました。これらの取り組みが国内だけでなく韓国からも高く評価されており、韓国でも抑制廃止への取り組みが始まっています。
 これからも日韓協力病院として、お互いに質を高めていきたいと思っております。
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 「終の住処での医療と介護の在り方について」~在宅と病院での終末期医療~というテーマでした。
住み慣れた地域で暮らし続け、最期を迎えられるような施策の一つとして、地域包括ケアという仕組みが整えられてきています。しかし、病院で亡くなる人が8 割を占める現実の中、重度の障害のある高齢者の方々にとって、終の住処として最後までその人らしい暮らしが保障されているかは疑問です。最後まで尊厳ある暮らしが継続できることはだれしもが願うことであり、その先に満足いく看取りがあると考えています。ほとんどの人が終末期の延命を望まず、自然で安らかな最期を希望しているにも関わらず、病院では平穏死が叶えられないことが少なくありません。終末期の見極めは難しく、家族の死生観も様々であるため、終末期の医療は難題ばかりです。本セミナーでは、病院での平穏死が難しい理由を説明し、当院の取り組みを紹介しました。
 当院は長年暮らした自宅に住めなくなり、病院で最期を迎える高齢者に何が必要かを考え、その人らしい暮らしを保証するためにケアの改善に取り組んできました。環境整備の重要性を痛感し、その行きついた先が個室ユニットケアでした。当院の介護療養病棟はすべて個室であり、医療療養病棟36床は個室で残りの20床は2人部屋です。個室ユニットケアを行っている病院は日本に4軒しかありません。
個室ユニットケアは、

① 少人数ケア体制を作り患者や家族と関係を強化できる。
  (馴染みの関係)
② 自分の住まいと思えるような環境を作ることができる。
  (プライベートルーム・暮らしの継続)
③ これまでの生活習慣を尊重する事が出来る。(個別ケア)  
④ 24時間の介護と医療で、暮らしを保障することができる 。
⑤ 固定配置により患者の変化が気付きやすい。 特別なケアに熟練できる。
⑥ 急変や重症者に対応しやすい。
⑦ 院内感染のリスクが低い。
⑧ 認知症の問題行動が減少する。
⑨ 面会者の訪問回数や時間が増加し、家族との関係が深まる。
⑩ 緩和ケアや看取りがスムーズに行える。

などの利点があります。
 当院は病院でありながら、往診と訪問看護とヘルパーの来る自分の部屋のような環境であり、終の住処として最後まで生活を支える医療が提供できていると考えています。当院には個室料という負担金はありません。病院にしか居場所がなく、入院が長期に及ぶ重度の疾病や障害を持つ高齢者ほど個室環境が必要と実感しているからです。
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 親交のある熊谷賴佳先生より著書を頂きました。
 認知症について、一般の方々にわかるように説明されており、特に認知症の予防、進行を防ぐ方法に関しては、実にためになります。
私達も若年性認知症の専門のデイサービスを運営しておりますし、地域の方が元気で暮らし続けられるように、サロン事業で健康教室も行っております。認知症予防に、熊谷式のトレーニングを早速取り入れてみたいと考えております。
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 日本美術家連盟より20点もの絵画を寄贈していただきました。すばらしい絵ばかりでしたので、ミニ美術展のように飾らせていただき、そして入院患者さまや外来患者さまの癒しになればと思います。寄贈してくださった画家の皆様、誠にありがとうございました。
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 今年も笠松小学校の生徒さんからお花のプレゼントをいただきました。ありがとうございます。
 外来玄関前に飾らせていただいております。綺麗なお花が来院者の心を和ませてくれているようです。大切に育てていきたいと思います。
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 当院は、噛む力が弱っても食べられる黒田式ソフト食を取り入れております。食事は入院生活で最大の楽しみと考えて、季節感のある行事食にも力を入れております。 雛祭りもかわいい雛人形のおかずとちらし寿司でした。
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11月20、21日に熊本で慢性期医療学会がありました。
会場が隣の県でもあり、当院からは毎年の委員会活動の成果として5題の演題を発表させていただきました。日ごろ取り組んでいるケアへの改善と工夫を伝え合ういい機会になっております。
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抑制廃止シンポジウム
1998年に全国に先駆けて当院を含む福岡県内の10病院が抑制廃止福岡宣言を行いました。その宣言は下の通りです。

抑制廃止 福岡宣言(1998.10.30)
『 老人に、自由と誇りと安らぎを 』
① 縛る、抑制をやめる事を決意し、実行する
② 抑制とは何かを考える
③ 継続するために、院内を公開する
④ 抑制を限りなくゼロに近づける
⑤ 抑制廃止運動を、全国に広げていく     

今回全国シンポジウムが福岡市で開かれ、当院の院長とケア部長が講演をしました。当時の理念を振り返って、後戻りすることなく、ケアの質を高め、後進の指導に当たることが重要です。当院は今後とも積極的に抑制廃止活動を続けていきたいと考えております。

敬老の日のお祝いイベントで、ボランティアの方々による銭太鼓がデイサービス内で行われました。炭坑節など懐かしいメロディーと素敵な演技に、利用者の方々も楽しんでいただけたようです。皆様にいつまでもお元気で過ごしていただけるようお祈りしております。
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院内でそうめん流しをおこないました。今回は普段半固形食を食べられている嚥下機能障害のある方も参加できるように、そうめんに工夫をおこなったところ、参加された患者さまからは美味しく食べる事ができたと大好評でした。長期に入院されている患者さまが季節を感じていただけるように、今後も取り組んでいきたいと考えております。
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