お知らせ

11月14日に東京のお台場で開かれた第21回日本慢性期医療学会に参加してきました。3500名を超える参加者が集まる盛大な大会で、当院からも15名が参加し、演題を3題発表してきました。良い情報交換の場でもあり、同業の皆さまの先進的な取り組みを教えていただくことができ、大変勉強になりました。参加した職員も色々な刺激を受けて、考えるところがあったようです。他の施設に後れを取らないように日々精進していきたいと思います。

主に要介護1から3までの介護度の方を対象にしたケアハウスが完成しました。新入職員の研修も始まり、12月からはいよいよ入居者の方々が入ってこられます。これから始まる皆様との共同生活を楽しみにしております。笑顔のあふれる生活空間にしていきたいと考えております。


寒くなってまいりました。インフルエンザが流行する季節になってきますので、早めの予防接種をお勧めいたします。
また、肺炎球菌(肺炎の原因菌)の予防接種も予約を承っておりますので受付までお問い合わせください。

最新鋭の電子内視鏡検査システムを導入いたしました。ハイビジョン画像で質の高い検査ができます。
当院での検査は、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医でもあり、臨床経験が豊富な副院長の田中が主に担当していますので、安心して検査を受けられてください。
朝食抜きであれば、いつでも予約なしで検査を受けることができます。
大腸の検査も前処置の進み具合によりますが、通常は午前中だけで検査が終わります。
癌は2人に1人はかかる病気です。特に胃癌、大腸癌は多く、早期であれば内視鏡で比較的簡単に治療ができますので、気になる方は検査を受けられてみてはいかがでしょうか。

9月16日は敬老の日です。少し早いですが、当院でもお祝いをしました。
当院では平均入院年齢が88歳となっています。厳しい時代を生きてこられ、私たちの良きお手本となられている皆さまに感謝したいと思います。


外部より講師の方をお招きして、接遇研修を行いました。
今回の研修で得たことを活かし、心のこもったおもてなしをしていきたいと思います。


梅雨も明け、本格的に暑さが厳しくなりました。
熱中症に注意が必要です。胃腸も弱るので、あまり冷たい飲み物ではなく、ぬるめの水分をこまめに取りましょう。おしっこの色が濃くなっている時も要注意です。お年寄りは特に脱水になりやすいので、周りの方が注意してあげてください。

 患者の権利オンブズマンを設立された池永満先生が、残念なことに昨年末に亡くなられました。
今回、池永先生が生前に取り組まれた活動をまとめた著書が発刊されましたが、これは安全・安心な医療を求めるすべての人の指標になると思います。
 当院は池永先生と御一緒に、患者様目線で苦情に対応して、医療の質を上げる取り組みを行ってまいりました。 これからも患者様の立場に立った医療の提供を心掛けて行きたいと考えております。
 新患者の権利

 当院と以前より交流のある韓国の喜緑療養病院の見学に行ってきました。喜緑療養病院も当院と同じ老人病院で、快適な療養環境を目指しており、病院らしくない良い雰囲気でした。
 こちらの理事長は何度か当院を訪れ、当院の理念やケアに共感していただき、韓国ではあまり浸透していない身体拘束や褥痩発生の問題について国内で先駆けて取り組んでいます。リハビリ病棟の新設等もあり、スポーツジムのような雰囲気で患者様のリハビリへのモチベーションも高く、数年前に訪問させていただいた時より更なる質の向上を感じました。
 これからもお互いの医療・介護の質の向上を目指し、情報を共有し合い前進し続ける姿勢を持っていきたいと思います。
リハビリ病棟

6/1に第13回ケアスタッフ研修会が行われました。
 福岡県の療養型の病院では、このような研修会を通じて介護研究発表を行い、ケアの質を高める努力をしております。特に当院は抑制廃止に積極的に取り組んでおり、全国に先駆けて平成10年10月に福岡県下の9病院と共同で抑制廃止福岡宣言を行いました。これは、
① 縛る、抑制をやめることを決意し実行する。
② 抑制とは何かを考える。
③ 継続するために院内を公開する。
④ 抑制を限りなくゼロに近づける。
⑤ 抑制廃止運動を、全国に広げていく。
というものです。
 抑制廃止宣言は、いままで抑制をしていた病院が自ら反省を込めて周囲に向かって宣言することであり、覚悟が必要なことでした。この運動は全国へ広がり、介護施設では今では当然のようになっております。
 抑制廃止を達成するには高度な介護技術が必要です。患者さんの尊厳と暮らしを守るためにも、このような研修会を通じて、病院や施設でお互いが切磋琢磨をしながらケアの質を高めていきたいと考えております。