6/1に第13回ケアスタッフ研修会が行われました。
福岡県の療養型の病院では、このような研修会を通じて介護研究発表を行い、ケアの質を高める努力をしております。特に当院は抑制廃止に積極的に取り組んでおり、全国に先駆けて平成10年10月に福岡県下の9病院と共同で抑制廃止福岡宣言を行いました。これは、
① 縛る、抑制をやめることを決意し実行する。
② 抑制とは何かを考える。
③ 継続するために院内を公開する。
④ 抑制を限りなくゼロに近づける。
⑤ 抑制廃止運動を、全国に広げていく。
というものです。
抑制廃止宣言は、いままで抑制をしていた病院が自ら反省を込めて周囲に向かって宣言することであり、覚悟が必要なことでした。この運動は全国へ広がり、介護施設では今では当然のようになっております。
抑制廃止を達成するには高度な介護技術が必要です。患者さんの尊厳と暮らしを守るためにも、このような研修会を通じて、病院や施設でお互いが切磋琢磨をしながらケアの質を高めていきたいと考えております。
2013年
3月25,26日に家族の会代表者様、外部モニター様をお招きして、院内研究会・
委員会の成果発表会を行いました。 当院では看護や介護の質を上げるために
独自の委員会や研究会活動を行っています。
排泄ケア研究会は排泄ケアマニュアルを作成し、事例に合わせて実習形式の
院内研修を繰り返すことでケアの質の向上をはかり、尿漏れなどのトラブルを
減らすことができました。
ターミナルケア研究会は、雑談形式の討論会を3回開き、職員が看取りをど
う考えて向き合っているのか、ご家族のサポートができているか、看取りに対
する意識にずれがないかなどの意見を出し合い、死亡退院された御家族へのア
ンケートをもとに、問題点を検討しました。
入浴研究会は、電子カルテや新しい機械式浴漕が導入されたことから、情報
の共有化と有効利用のために、実習式の研修会を行い、安全で心地よい入浴が
できるように活動しました。
介護教育委員会は、研修会を通じて、介護のスペシャリストとしてスタッフ
の教育に努め、リハビリスタッフとの連携を行い、トラブルの多い移行動作時
の介護技術の向上に努めました。
看護教育委員会は、入院患者様の重症化や急変時に対応できる医療の質の向
上のために、基本的な身体所見の取り方や検査結果の解釈についての勉強会と、
救急蘇生についてシュミレーション形式の実践的な研修会を行いました。
安全対策委員会は院内巡視による整理整頓の徹底と、院内感染を予防するた
めにマニュアルの見直しと、ビデオを用いて手技の共有・標準化を行いました。
サービス向上委員会は、”笑顔運動”を継続し、患者様やご家族へのアンケート
調査を行い、挨拶や整容、掃除などの問題点を確認し、”生活の心地よさ”の向上
に努めました。
褥瘡委員会は、院内褥瘡発生0件を目指して多職種共同でのラウンドを行い、
ハイリスク患者様の予防処置を行いました。褥瘡の発生件数は昨年の33件から
10件へ減少することができました。
研究会・委員会活動を通じて、いろいろな職種の職員が協力して、より良い
病院になるように努力していきたいと思います。
2月18日~20日に、日本ユニットケア推進センター主催のユニットリーダー研修がありました。
ユニットケアは小規模で家庭的な看護・介護ができ、その人らしい暮らしを継続して頂く為に最適なケアの方法で、ユニット型の老人介護施設ではユニットリーダー研修の受講が義務付けられております。当院の介護療養病棟では、このユニットケアをいち早く取り入れて、全国でも数少ないユニットケアの実習研修施設に指定されております。当院へは県内だけでなく全国から研修生が実習に訪れております。また多くの職員を研修に参加させてケアの質を上げるように努力いたしております。
今後もユニットケアを全国へ広げて、質の良い介護が受けられるようにお手伝いをしていきたいと思います。