お知らせ

16列CT  CT操作室
新しいCT室が完成しました。
16列マルチスライスの高性能な最新型CTを導入し、今までのCTに比べて被ばく量は半分未満に、検査時間も1/4程度になります。患者様の負担がずいぶん軽くなり、検査精度も上がります。今後も皆さまにとって便利で頼りがいのある病院にしていきたいと思います。

認知症絵本

価格:1000円(税込)

若年性認知症についての絵本を作りました。
当院は天神で、初期認知症と若年性認知症を対象としたデイサービス(天神オアシスクラブ)を行っております。認知症になられた方が不安や孤独感に押しつぶされないように、陶芸・書道・音楽などを通じて新しい仲間や生きがいを見つけることにより、生活に明るさを取り戻せるようにお手伝いをしております。
この絵本が認知症についての理解を深める力になれば幸いに思います。
書店では販売されておりませんので、ご興味のある方は当院または天神オアシスクラブまでご連絡ください。

韓国のソマン病院、釜山大学から視察に見えられました。ソマン病院の孫院長は国際学会を主催されるような韓国の慢性期医療界のリーダーです。当病院のコンセプトである”暮らしを支える医療”、”個室ユニットケア”について共感され、当院と姉妹病院としてお互いに交流を持っています。お互いが定期的に訪問することで良い刺激となり、より良い病院になるように努力しております。

ソウルから長期療養施設設計のための視察団が見学に来られました。
有吉病院には京都大学の居住空間工学教授であった故・外山義先生の設計監修で立てられた病棟があります。
外山先生は福祉先進国スウェーデンから帰国後、老人が自宅から施設に収容されていることに強い疑問を感じられ、
厚生省で日本の福祉政策に大きく寄与され、グループホームや個室型の老人ホームの設立に尽力されました。
施設を”自宅ではない在宅”として終の住処と位置づけて設計され、居心地の良い空間を作られました。
この設計思想は、すべての老人・障害者施設のお手本になると思います。
個室は介助の効率が悪い、高コストで経営が困難などと言われておりますが、当院は病院でありながら個室ユニットケアを実現しております。
有吉病院は、個室を訪問看護とヘルパーが頻繁に来てくれる自宅と考えていただけるように、落ち着いた療養環境を提供できるようにと考えております。

炭酸ガスレーザー手術装置を導入しました。
出血もなくイボやほくろを削り取ることができるために、顔などの傷が気になるところの治療に向いています。
保険診療のできるものがありますので、イボやほくろが気になる方は火曜と木曜日の皮膚科を受診してみてください。

インフルエンザが流行ってまいりました。
予防接種をご希望の方は、まだ受付可能ですので早めにお問い合わせください。

寒さも厳しくなり本格的な冬の訪れが近付いております。風邪の患者さんも増えてきました。
只今インフルエンザの予防接種を行っておりますが、流行しだしてからでは遅いので、早めの接種をお願いいたします。今年は子供の注射量が増えたため、例年より品薄になっているそうです。できる限り注射薬の確保に努めておりますが、品切れでご迷惑をおかけするかもしれません。予防接種をご希望の方は早めにご予約をお願いいたします。

9月30日(金)に福岡大学神経内科の山田達夫教授の退職記念祝賀会に出席させて頂きました。
山田教授は認知症やパーキンソン病の治療・研究で御高名な方で、当院の関連施設である天神オアシスクラブ(認知症デイサービス)の開設時よりお世話になっており、大変感謝しております。今後は活動拠点を関東に移されるそうで寂しい限りですが、今後ますますご活躍される事と思います。当院では神経内科教室より崎山先生を派遣していただいており、毎週木曜日に神経内科の専門外来を行うことができています。崎山先生は山田教授の教え子で、神経疾患や認知症の治療を得意とされています。物忘れや手足の不自由を感じられたら診察を受けてみられてください。モデルのように容姿端麗で、優しくて親切な先生です。(写真右

2011年8月5日に内視鏡室が出来ました。工事中は患者さんに大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
有吉病院には消化器の専門医が常勤で2名、他に非常勤の先生も勤務しており、今の検査室では物足りなく感じておりました。洗浄機や高周波治療器も新たに購入して、検査、治療体制が充実し、ポリープの切除や止血処置なども出来るようになりました。
地域の皆様にとって頼りがいのある病院を目指していきますので、よろしくお願いいたします。

2011年6月23日に釜山で行われたアジア慢性期医療学会に参加してきました。
少子高齢化はアジアの中で深刻な社会問題化してきており、一足先にこの問題に直面した日本は、良くも悪くもいいお手本になっているようです。
当院と姉妹病院として提携しているソマン病院の孫院長が学会長をされていました。
学会長として御多忙な中、ソマン病院との交流見学や高齢者医療について意見交換に時間を割いてくださいまして、貴重な時間を過ごすことができ、いい刺激になりました。
医療は万国共通ですので、他国の情勢を知ることは、外から己を見直すことにつながります。
これからも広い視野を持って、病院を良くしていきたいと思っています。
記 : 田中圭一