お知らせ

当院は、“自宅でない在宅”を目指し、きめ細やかなサービスが提供できるように介護療養病棟では国内でも数少ない全室個室のユニットケアを行っております。
今回、医療病棟も療養環境の改善を考え、3床室と4床室を廃止し、全て個室と2床室にいたしました。2床室は、お部屋の雰囲気に合うパーティションを設置し、準個室としておりますので、少しでも患者さまが安らげば幸いに思います。尚、当院では差額ベッド料はいただいておりませんので、安心して個室・2床室をご利用ください。

2床室のパーティション

2床室のパーティション

当院では、重度の患者さんが増えてきたことで、ご家族様が長時間付添われる機会も多くなってきております。ご家族様に、ゆっくり休んでいただけるようにソファーベッドを購入しておりますので、どうぞご利用ください。
ソファーベッド

当院のリハビリに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種が揃いました。それぞれの専門性を生かし、より質の高いリハビリが提供できるようになります。
作業療法士は主に入浴や食事などの日常生活の動作のリハビリを担当します。趣味や好みを生かして、より充実した毎日を送っていただくためのリハビリを提供さてせいただきますので、これからよろしくお願いいたします。
リハビリ室

処置室の隣に点滴室ができました。2台のベッドを置いておりますので、点滴待ちでお待たせすることが少なくなると思います。
また、車いすの通れなかった第4診察室が旧レントゲン室に移動して、診察が受けやすくなりました。
旧第4診察室跡には、男性用トイレが新しくできました。
点滴室 診察室 男性用トイレ
    点滴室          第4診察室       男性用トイレ

外来リフォーム

 介護、看護の人手不足で当院も困っておりましたが、4月より10名もの職員が増えました。特に今回は7名の新卒の看護師が、当院の理念に共感し、ここで働きたいという気持ちを持ってきていただいたことで、誠に嬉しく思いました。
 スタッフの育成は大切な使命です。先輩スタッフが講師となって2週間のオリエンテーションでしっかりと勉強していただきましたが、これからが本番です。患者さまにはいろいろと不慣れでご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、温かくご指導くださります様お願いいたします。

新人研修1 新人研修2
  新人研修の様子

成果発表会
3月25,26日に家族の会代表者様、外部モニター様をお招きして、院内研究会・
委員会の成果発表会を行いました。 当院では看護や介護の質を上げるために
独自の委員会や研究会活動を行っています。

 排泄ケア研究会は排泄ケアマニュアルを作成し、事例に合わせて実習形式の
院内研修を繰り返すことでケアの質の向上をはかり、尿漏れなどのトラブルを
減らすことができました。

 ターミナルケア研究会は、雑談形式の討論会を3回開き、職員が看取りをど
う考えて向き合っているのか、ご家族のサポートができているか、看取りに対
する意識にずれがないかなどの意見を出し合い、死亡退院された御家族へのア
ンケートをもとに、問題点を検討しました。

 入浴研究会は、電子カルテや新しい機械式浴漕が導入されたことから、情報
の共有化と有効利用のために、実習式の研修会を行い、安全で心地よい入浴が
できるように活動しました。

 介護教育委員会は、研修会を通じて、介護のスペシャリストとしてスタッフ
の教育に努め、リハビリスタッフとの連携を行い、トラブルの多い移行動作時
の介護技術の向上に努めました。

 看護教育委員会は、入院患者様の重症化や急変時に対応できる医療の質の向
上のために、基本的な身体所見の取り方や検査結果の解釈についての勉強会と、
救急蘇生についてシュミレーション形式の実践的な研修会を行いました。

 安全対策委員会は院内巡視による整理整頓の徹底と、院内感染を予防するた
めにマニュアルの見直しと、ビデオを用いて手技の共有・標準化を行いました。

 サービス向上委員会は、”笑顔運動”を継続し、患者様やご家族へのアンケート
調査を行い、挨拶や整容、掃除などの問題点を確認し、”生活の心地よさ”の向上
に努めました。

 褥瘡委員会は、院内褥瘡発生0件を目指して多職種共同でのラウンドを行い、
ハイリスク患者様の予防処置を行いました。褥瘡の発生件数は昨年の33件から
10件へ減少することができました。

 研究会・委員会活動を通じて、いろいろな職種の職員が協力して、より良い
病院になるように努力していきたいと思います。

2月18日~20日に、日本ユニットケア推進センター主催のユニットリーダー研修がありました。
ユニットケアは小規模で家庭的な看護・介護ができ、その人らしい暮らしを継続して頂く為に最適なケアの方法で、ユニット型の老人介護施設ではユニットリーダー研修の受講が義務付けられております。当院の介護療養病棟では、このユニットケアをいち早く取り入れて、全国でも数少ないユニットケアの実習研修施設に指定されております。当院へは県内だけでなく全国から研修生が実習に訪れております。また多くの職員を研修に参加させてケアの質を上げるように努力いたしております。
今後もユニットケアを全国へ広げて、質の良い介護が受けられるようにお手伝いをしていきたいと思います。

     研修の座学の様子

平成25年1月23日に地鎮祭が行われました。
当院は地域医療への貢献を第一に考えております。特に介護が必要になった高齢者が、今まで通りに自宅で暮らせなくなっても、残りの人生を安心して暮らせるための施設を運営していきたいと思っております。
貯蓄はなくとも年金があれば、残りの余生は生活の心配がないというのが当院の目指す施設です。
患者様の負担をできる限り抑えて、わずかな負担で安心できる生活を実現したいと考えております。
このケアハウス「笠松の郷」は要介護認定を受けている方であれば、どなたでも入所できます。
お問い合わせはケアハウス開発準備室(電話:0949-34-5000)までお願い致します。
ケアハウス地鎮祭 笠松の郷

 中庭このたび、中庭に枯山水の庭園ができました。通りかかった際に、ほっとしていただけるのではないでしょうか?尚、この庭園は住環境係の職員による手作りです。落ち着きのある居住空間・環境作りを考え、記帳台やオブジェ・ランプなど全てこの住環境係が制作しています。「ちょっとここに台があったらいいな」などの患者様や職員の要望に応えています。
これからも当院は皆様にとって暖かみのある病院であるように努力していきます。


日本の慢性期医療を考える学会に参加しました。
当院は、ケアの水準を高めるための取り組みとして、独自に院内での委員会と研究会を行い、スタッフの自発的な工夫と学習の成果発表を行っています。昨年の最優秀賞を受賞したのは排泄ケアの取り組みを発表したチームでした。
学会参加は、他施設の取り組みを知るよい機会となり、学ぶことが多くありました。今後もこのような取り組みを続けて職員が一丸となって、患者さまにとって居心地の良い病院にしていきたいと考えております。